古い判断を使い続けるAgentへ。MEMORY.mdを履歴ごと整理する

先に変更案を確認し、現行ルールと過去の判断を出典付きで分ける。

Buda Team
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古い判断を使い続けるAgentへ。MEMORY.mdを履歴ごと整理する

見積もりの有効期間を担当者が7日に変更したのに、Agentはまだ14日と答える。終わった案件だけの制約が次の仕事にも適用され、長く使うべき編集方針は古い会話に埋もれている。

モデルを変える前に、Agentが読む索引を確認したい。現行ルール、案件の履歴、未承認の提案が同じ扱いになっていないだろうか。

Budaの記憶は三層に分かれる。現在のSession、要約索引の MEMORY.md、Driveに置く完全な資料である。索引を整える目的は過去を消すことではなく、次の作業が現在の根拠にたどり着けるようにすることだ。

まずは四つの記述だけを確認する

次の人物、パス、日付は説明用の架空例であり、実際のチーム記録ではない。

# MEMORY.md — 整理前
- 標準見積もりの有効期間は14日。
- Atlas案件では外部資料を使用しない。
- ブランド文体:具体的な動作を示し、効果には根拠を付ける。
- 次回は見積もりを30日に延ばしてもよいかもしれない。

許可された資料には、営業責任者の林が承認し2026-10-01に発効した7日ルール policies/quote-v2.md、9月30日の完了を記録した projects/atlas/closeout.md、編集責任者の陳が承認した brand/voice-approved.md がある。30日案には承認記録がない。

最初に対象パスと版を一覧にする。索引整理を理由に私有Drive全体を探索しない。アクセス、出典、権限が不足する項目は問題を記録して変更を止める。更新日時が新しいことと、判断が承認されたことは別である。

分類してから変更案を出す

長期的な好み、期限のある事実、案件の進捗、未承認の提案を分ける。一文に混在していれば項目を分割する。

記述確認できた根拠変更案
見積もり14日承認済みv2は7日現行索引を置換し、旧版への参照を残す
Atlasの制約案件完了。新案件の権限は未確定当時の案件履歴として残す
文体の好み承認済みで置換なし保持し、出典と責任者を追記
30日への延長案議論のみ現行ルールから外し、要確認にする

保持、置換、履歴化、要確認という四つの判断を使う。自動的に真偽を決める機能ではない。責任者同士で食い違う場合は適用範囲と承認の証拠を示し、人に判断を戻す。最終更新日時だけで決着させない。

元の項目と出典を残す四つの整理判断

置換後も元のファイルへ戻れる索引にする

変更前の文章を memory-history/index-before-review.md などへ保存し、一項目ずつ変更案を提示する。人が何を承認したかも残す。過去のファイルは削除せず、機密の原文を共有Spaceへ複製しない。

# MEMORY.md — 現行要約
## 現行ルール
- 標準見積もりは7日有効。
  出典:policies/quote-v2.md、林が承認。
  発効:2026-10-01。旧14日ルールを置換。
- 文体:動作を具体化し、効果には根拠を付ける。
  出典:brand/voice-approved.md、陳が承認。
## 履歴への参照
- Atlasの外部資料制限は当時の案件に適用。
  完了記録:projects/atlas/closeout.md。
- 旧索引:memory-history/index-before-review.md。
## 要確認
- 30日案は未承認。現行ルールとして使わない。
  林へ確認。元の議論への参照を保持する。

全文の条件は出典ファイルに置き、索引には要約、範囲、参照を残す。「標準見積もりのみ」を「すべての契約は7日」と短縮してはならない。

変更台帳には項目ID、変更前後、出典パスと版、承認者、発効日、確認結果、置換関係を残す。日付がなければ未記録、承認者が不明なら要確認とする。空欄を埋めるために作らない。

新しいSessionで三つの問いを確認する

Agent tabで新しいSessionを開始し、索引と許可済みパスだけを渡す。整理時の説明を会話ごと貼らない。以下は推奨する確認であり、実行結果ではない。

  1. 今日、標準見積もりを作るなら有効期間は何日か。出典と対象も示して。 7日とv2にたどり着くことを期待する。要約だけの断言では不十分。
  2. Atlas完了後も、その制限は新案件へ自動的に適用されるか。 履歴と新案件の権限を分ける。新ルールが不明なら確認を求める。
  3. なぜ30日を採用しなかったか。旧14日の記録は見つかるか。 未承認案と置換された履歴を区別し、元の索引へ戻れることを確認する。

現行ルール、案件履歴、未承認案をそれぞれ根拠へたどる三つの確認

実際の回答、開いた出典、誤適用された旧制約、残る矛盾を記録する。回答と根拠の両方が合うまで受け入れない。一問の成功で別の古いルールの誤用を相殺しない。

整理前に迷いやすいこと

全案件の履歴をMEMORY.mdへ入れるべきか?

頻繁に使う要約と参照だけを残す。詳しい履歴は許可されたDriveの資料へ置く。索引が巨大化すると、期限付き制約と恒久的な方針が再び混ざる。

大事な情報に承認記録がなければ?

原文と出典を保存し、要確認とする。誰が判断すべきか、どの作業が依存するかを示す。確認まで長期ルールに昇格させず、依存する判断が必要ならそこで止める。

ファイル整理でモデルや別Agentも更新されるか?

モデルの重みは変わらない。Agent DriveとSpace Driveでは共有範囲が異なる。各Agentが読む索引と権限を確かめ、私有ファイルの編集が全員へ伝わると仮定しない。

最初に依頼するのは整理案

Budaで保持・置換・履歴化・要確認の一覧と出典を作らせ、人が変更を承認してから索引を更新する。その後、新Sessionで参照を確認する。

繰り返す作業ならBuda AIのMarketplaceで適切なSkillを検索してインストールし、入力範囲と停止条件を確認する。合うものがなければ専用の方法を作る。インストールは個々の変更の承認ではない。